2022年の有馬記念予想！鉄板ファクター該当馬を解説

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2022年の有馬記念予想！鉄板ファクター該当馬を解説

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2022年の有馬記念　鉄板ファクター該当馬

今年はクリスマスに行われる有馬記念であるが、グランプリということもあって最後の大金を注ぎ込む方もいるだろう。
今回はその大金をさらなる大金へ変換できるよう、有馬記念の予想における鉄板ファクターを3章に分けてお伝えしていく。

1章・鉄板ファクター：「過去20年、馬券内100％ファクター」

まず1章における一つ目の鉄板ファクターは

「過去20年、馬券内率100％ファクター」

ということで、20年間も馬券内馬を輩出しているとても信頼おけるファクターだ。
今回この鉄板ファクターに該当する馬は、今年に入って天皇賞・春と宝塚記念を制したタイトルホルダーである。

その馬券内率100％を成り立たせているデータは

『宝塚記念を人気（3人気以内）で勝利した馬は過去20年間において、同年の有馬記念で馬券内率100％』

であるといったものだ。
このデータに過去該当した馬には、クロノジェネシスやリスグラシュー、ゴールドシップ、ドリームジャーニーにディープインパクト、タップダンスシチーなど様々な名馬が該当したファクターだ。

だが今回人気で宝塚記念を制したタイトルホルダーには凱旋門賞をあの不良馬場で二桁着順なため、疲れが取れているのか、巻き返すことができるのかといった不安要素もあることだろう。

しかし上記のデータには凱旋門賞を二桁着順であったゴールドシップ（前走凱旋門賞で14着後→有馬記念3着）やタップダンスシチー（凱旋門賞17着→有馬記念２着）のように、大敗後から巻き返した例は存在しており、大敗という括りで言えば去年の状態が心配されたクロノジェネシスに関しても、しっかり3着へと食い込んでいる。

そういった状況を考慮すると、4歳になって国内中距離～長距離で圧倒的な強さを誇るパフォーマンスを示してきたタイトルホルダーも十分このデータに該当する可能性は高いだろう。
この鉄板ファクターは2001年に該当馬であったメイショウドトウが有馬記念でクビ差4着となったため、20年で途切れてしまうこととなったが、先ほどの鉄板ファクターに

「宝塚記念以外に過去G1勝利経験があった馬」

というファクターを付け加えると、2000年のテイエムオペラオー、1999年のグラスワンダー、1997年のマーベラスサンデー（宝塚記念から約６ヶ月ぶりの有馬記念）まで続くことになる。
そのため、昨年のような大外枠に入るという邪魔要素さえなければ馬券内は固いと思われる。

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2章・鉄板ファクター：「古馬・3歳馬による勝ち馬の条件ファクター」

続いて2章で紹介する鉄板ファクターは

「古馬・3歳馬による勝ち馬の条件ファクター」

といったものだ。
このファクターを支えるデータは

『前走に古馬は掲示板以内を確保し、3歳馬の場合は前走にG1勝利馬か古馬重賞の勝利経験馬』

であるといったものだ。
これは国内である程度の力が通用している証明になると予想され、このファクターに過去20年間で該当せずに有馬記念を勝利した馬は、ドリームジャーニーとマツリダゴッホの２頭である。

ドリームジャーニーの場合は同年の宝塚記念を人気で勝利している1章の鉄板ファクターに該当しているプラス要素があった上、前走の天皇賞・秋では４着までタイム差なしの6着とそれほど大負けしている訳ではない。

もう１頭のマツリダゴッホに関しては、言わずと知れた

「中山巧者」

であり、有馬記念と同じ中山の非根幹距離重賞で好走を連発

（オールカマー3連覇、AJCCと日経賞も勝利→中山重賞を5勝）

しており、この馬以降そのような中山巧者は登場してきていないため、例外として認定しても良いだろう。
そして今回この鉄板ファクターに該当するのは、イクイノックス、ブレークアップ、ヴェラアズール、ジェラルディーナの４頭のみで、なんとタイトルホルダーがこの勝ち馬の条件からは離脱してしまう。

タイトルホルダーは確かに中山での実績は申し分ないものであるが、ホープフルステークスや皐月賞で敗北を喫しており、なおかつ凱旋門賞大敗後の勝ち馬は未だ皆無なだけに、マツリダゴッホのような形を予想するのは少し難しいだろう。

3章：鉄板ファクター：「勝ち馬除外ファクター」

そして最後に紹介する3章の鉄板ファクターが

「勝ち馬除外のファクター」

である。
もし３連単や馬単、単勝で勝負するつもりだという方にとっては、1着の欄に記入する必要性がかなり減少するため、馬券の助けになるのではないだろうか。

そんな勝ち馬を除外するファクターを構成するデータは

『中山でのG1勝利経験が無かった前走ジャパンC勝ち馬』

といったものだ。
過去このデータに該当した馬は、スワーヴリチャード、シュヴァルグラン、キタサンブラック、エピファネイア、ブエナビスタと数々の名馬が名を連ね、このファクターを過去20年で破ったのは藤沢厩舎×オリビエ・ペリエという黄金コンビで秋古馬三冠を達成したゼンノロブロイのみであった。

特にこのデータで顕著に有馬記念勝利を阻まれた例として示すことができるのがブエナビスタだ。
3歳時の有馬記念でも2着にくるほどの実力馬であり、3歳・4歳と2年連続して有馬記念を僅差の２着といった結果を得ていた。

そして迎えた5歳では念願のジャパンC制覇となり、良い勢いで有馬記念を迎えたのだが、なんと7着といった結果に終わってしまう。
明確なこれといった原因は挙げられないが、敢えて挙げるとするならば間隔の詰まりだろうか。

東京優駿や優駿牝馬が行われる時期と違い、馬場の傷みやすい冬の時期に行われるジャパンCでは求められる適性が全くと言っていいほど異なり、相当なタフさが求められる。
そのため約1ヶ月ほどで回復させ、さらにタフな中山芝2500mを走るのは至難の業と受け取れる。

今回この勝ち馬除外の鉄板ファクターへ該当するのは、ムーア騎手の神騎乗でさらに評価を上げているヴェラアズールだ。

この馬自身、エンジンのかかりが遅いタイプであるため直線の長い東京2400mはベストな舞台であったが、有馬記念が行われる中山芝2500mは直線が短く、実際、過去にも走った経験があるのだが、その際はアルゼンチン共和国杯を勝利したブレークアップにも負けている。

さらに今回はムーア騎手が帰国したという条件も重なるため、さらなる上積みは期待できない可能性が高い。
前走の劇的な勝利で人気が上がるのであれば、過信は禁物である。

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鉄板ファクターからの有馬記念予想まとめ

今回は2022年のグランプリ有馬記念の鉄板ファクターに焦点を当てて、馬券に役立つような情報提供を意識してお伝えしてきたがいかがだっただろうか？
最後に必ずお伝えしておきたいのが、有馬記念は非根幹距離で行われるレースという点だ。

日本の主流コースでは、1600m、2000m、2400mと言った根幹距離のレースが非常に多く、格の高いレースもほとんどがこの距離に分類されている。

そのため、主流コースで勝利を積み重ねてきた馬達が多くなり、その中でも選ばれし馬が有馬記念に登場するわけだが、ディープインパクトやアーモンドアイのような歴史的名馬でも負けてしまう舞台が有馬記念というレースである。

そのため絶対的な1倍台のオッズであっても勝つという保証はなく、紛れが起こる可能性は大いに存在する。
今回お伝えしたファクターの中でも、現在の日本競馬界では絶対的な立ち位置にいるとも言えるタイトルホルダーがデータから見ると危険なのではという点をお伝えした。

だがあくまでデータであるため、タイトルホルダーの絶対能力がデータ以上のものである可能性も否定はできず、さらにこの馬は前残り傾向の馬場に再三恵まれてきた（天皇賞・春、宝塚記念は極端な前残り馬場であった）運の持ち主でもある。

タイトルホルダーの馬券内における立ち位置についてもそうだが、その他の紹介した鉄板ファクターに関しても、完全に信用するのではなく、あくまで予想の一片を成すものであるという点をどうか忘れないでもらいたい。

ご購読ありがとうございました。

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